私はかなりの汗っかきです。
子供の頃から汗っかきで、額や脇に大量の汗をかきます。ただの汗っかきだと思っていたんですが、大人になってから自分が軽度の多汗症かと思ったほどです。
私の場合、緊張やストレスが原因で脇や頭部に大量に汗をかきます。
夏場は確実にTシャツの脇に汗染みが出来ますし、ゲームをすると脇汗でぐっしょりになります(緊張のせい?)
緊張で汗をかくぐらい誰でもあることだとは思いますが、他の人よりかなり多く汗をかきますし、それについて悩んだ事があるので、多汗症の人の気持ちも少しわかります。
今回は発汗&ニオイ対策について、書いていこうと思います。
汗を知り、己を知れば百戦危うからず
汗対策には、まず汗の基本的な知識と対策を知る必要があります。
汗とニオイのメカニズムを理解すれば、もう悩む必要はありません!
※いいからさっさとおすすめアイテムを教えろ!という場合は目次から【2.おすすめのデオドランド・制汗剤】に飛んでください
汗の基本知識・汗をかく要因・ニオイの原因
汗の基本的な知識と汗をかく要因をサクッとまとめました。
- 汗の基本知識
- 汗腺にはエクリン線、アポクリン線がある
- エクリン腺は全身にあり、サラサラの汗
- アポクリン線は脇や腹部などにあり、皮脂などを含んだニオイの元になるネバネバの汗
- 発汗の要因
- 汗をかく要因は温熱性、精神性、味覚性の3種類
- 運動で全身にかく汗→温熱性発汗
- 辛いものを食べたときに顔にかく汗→味覚性発汗
- 緊張やストレスで手、足裏、脇、頭部にかく汗→精神性発汗
- 温熱性、味覚性発汗はエクリン線、精神性発汗はエクリン線+アポクリン線
つまり、緊張やストレスでかく汗は運動や辛いものを食べた時の汗より臭いということです。
言われてみると確かに・・・って気がしませんか?
汗のニオイのメカニズムは以下にまとめました。
- 汗のニオイの原因
- 汗はもともとは無臭
- 汗と皮脂・アカを細菌が分解→ニオイが発生
- エクリン腺の汗→すっぱいニオイ、雑巾のニオイ
- アポクリン線の汗→ワキガ臭
- 服に雑菌が繁殖していると臭くなりやすい
発汗対策はまず制汗
発汗対策は多くありません。
主に、『汗腺を閉じる(制汗)』『汗のベタつきを抑える』『物理的に汗じみを防ぐ』の3つです。
- 収れん作用(肌を引き締める)のある成分で汗腺を閉じる(制汗)
- 塩化アルミニウム、塩化アルミニウム水和物(ACH)は収れん作用大
- ミョウバンには収れん作用・消臭作用がある
- ベビーパウダーなどでかいた汗のベタつきを防ぐ
- 脇汗パッドなどを使い汗染みを防ぐ
塩化アルミニウムと・ACHは、汗腺を収れん(引き締める)させる事で発汗を抑える成分。
多汗症の治療方法として処方される場合もあるので効果は強いです。
ただ、皮膚刺激があるので人によっては痒みを伴う場合もあります。
ミョウバンは収れん作用・消臭作用があるので、制汗剤の原料として有名です。
ニオイ対策は制汗・殺菌・消臭の三段構え
汗のニオイ対策は具体的にはこの3つです。
- ニオイの元になる汗を制汗する
- ニオイの原因菌を殺菌する
- 消臭成分でニオイを防ぐ
ニオイ対策に必要なのは、制汗・殺菌・消臭ということですね。
制汗作用で汗そのものを抑えつつ、汗をかいたとしてもニオイの原因菌を殺菌、それでも発生したニオイは消臭する。
無敵の三段構えです。
また、汗のニオイについては食生活や運動習慣によっても改善することが可能です。
おすすめのデオドランド・制汗剤
私は多汗症では無いので市販の制汗剤などを使用して大量の汗と向き合っています。
制汗剤としては、塩化アルミニウムを含むものが最強なので、汗を止めたい方はまずそれを試してみましょう。
各オススメグッズの詳しい内容は以下↓で紹介しています
日邦薬品 オドレミン
多汗症治療にも使用される塩化アルミニウムを13%も配合した制汗剤。
成分は【塩化アルミニウム・グリセリン・水】と非常にシンプルです。
量が少なく感じますが1回の使用量も少ないのでコスパは高く、無臭でベタつかないので香水などとも併用できます。
使い方さえしっかり守れば、かなりの効果を実感できる事間違いなしです。
- 塗りすぎないこと(片脇2〜3滴程度)
- 汗をかいていない清潔な肌に塗る(入浴後がオススメ)
- 塗ったあとはしっかりと乾燥させる
オドジェルミスト
制汗剤オススメNo.1
オドレミンと同じく塩化アルミニウム濃度13%の制汗剤。
スプレータイプなので衛生的で使いやすく、大容量。
オドレミン4本分の100mlでこの値段なので圧倒的に高コスパです。
オドレミンを使っている人は一度試してみることをおすすめします。
ODABAN オダバン
オダバン(ODABAN)はイギリスの会社が製造している制汗剤です。
多汗症治療薬としても有名で、塩化アルミニウムの濃度はオドレミンよりも高い20%です。
市販薬の中では最高クラスの塩化アルミニウム濃度です。
スプレータイプで使いやすく、コスパも良いです。
塩化アルミニウム濃度が高いので、皮膚に異常が見られたら使用を中止しましょう。
エキシウクリーム
エキシウクリームは軟膏タイプの制汗・防臭剤です。
ミョウバンなど4種類の収れん成分とニオイの原因菌を殺す殺菌成分によって、発汗を抑えつつ、ニオイも防ぎます。
制汗作用はもちろんですが、特に消臭効果に優れていますから、脇汗とニオイが気になる方におすすめです。
スプレータイプのエキシウSもあり、制汗作用に優れています。
焼きミョウバン
焼きミョウバンは硫酸アルミニウムカリウムを乾燥させたもので、消臭作用、制汗作用があります。
焼きミョウバンは水に溶かしてミョウバン水として使用します。詳細は別記事↓に書いています。
ミョウバンは古くから制汗剤の原料としても使われており、焼きミョウバンの制汗・消臭剤としてのコスパは間違いなく最強です。
スーパーなどで売っているアク抜き・漬物用の焼きミョウバンでOKです。
水に溶かしてスプレー容器に入れて自作の制汗剤として使いましょう。
和光堂 シッカロールデオ
制汗、消臭成分を含んだベビーパウダーです。
制汗剤に酸化亜鉛、殺菌消臭成分に柿タンニン・ベンゼトニウムクロリドを配合しています。
ベビーパウダーは全身に使え、汗のテカリやベタつきを防いでくれます。
制汗作用は強くないのでこれだけで使うよりも他と組み合わせて使うと良いと思います。
脇汗パッド
発汗がひどい場合は制汗剤を使用していても脇汗をかきます。そんなときに役立つのが脇汗パッド。
脇汗パッドを貫通して服が染みる場合もあります(私は貫通したことがあります orz )
とはいえ、あって助かる場面は多いです。毎日でなくても大事な場面だけ付けるというのもアリですね。
個人的におすすめの組み合わせはコレ!
汗のかき具合は個人差があるので、まずはオドジェルミストなどの塩化アルミニウム濃度13%の制汗剤を試してみましょう。
肌に合い、効果に満足できるならプラスで消臭作用のあるミョウバンスプレーやベビーパウダーを使用すればOKだと思います。(私はこの組み合わせです。)
オドジェルミストが肌に合わないのであれば、エキシウクリームやミョウバンスプレー、ベビーパウダーを組み合わせて使用すると良いかと思います。
これで汗の悩みが解決すると良いですね!
多汗症の場合は保険診療が可能
もしもあなたの発汗量が日常生活に支障をきたす程である場合、多汗症である可能性があります。
多汗症は、保険診療で病院で治療することが可能です。塗り薬や注射、飲み薬や手術など治療方法は様々。
高額な保険適用外の治療もありますがまずは保険適用の範囲で治療すべきだと思います。
私は病院に行った事はありませんが、多汗症に該当する方は近所の皮膚科で診療してもらいましょう。
多汗症に該当せずとも、発汗に悩んでいるという場合は塗り薬などを処方してもらえる場合もあります。