さて今回はメジャーなものからマイナーなものまでおすすめ歴史漫画を紹介したいと思います。
今回は日本史編ということで、日本を舞台にした歴史漫画や、日本人が出てくる歴史漫画を紹介しようと思います。
学生生活の多くを漫画に費やした管理人のおすすめをご覧下さい。
おすすめ歴史漫画(ファンタジー、日本史編)
アンゴルモア 元寇合戦記
学校で習う”元寇”が遂にコミック化!
あらすじ
“中世ヨーロッパを席巻し、恐怖の大王=アンゴルモアの語源との説もあるモンゴル軍。1274年、彼らは遂に日本にやって来た!博多への針路に浮かぶ対馬。流人である鎌倉武士・朽井迅三郎は、ここで元軍と対峙する!”
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元寇といえば、鎌倉時代にモンゴル帝国軍が2度にわたって日本に攻めてきた事を言いますが、この漫画はその1度目、文永の役を描いた作品です。
主人公の坂東武者、朽井迅三郎は、義経流の使い手である流罪人で、対馬に島流しにされたために元寇と戦う羽目になります。
元寇といえばてつはうですが、この漫画にも登場しますよ。
アサギロ~浅葱狼~
新撰組最強剣士、沖田総司の幼年期から成長を描く
あらすじ
“無垢な少年は、幕末最強の「狼」となる。幕末――浅葱色の羽織を身にまとい京都の街を駆け抜けて、人々から「狼」と恐れられた「新選組」。時はさかのぼり、江戸――のちに沖田総司となる惣次郎12歳は、その「強さ」を持て余しながら少年時代を過ごしていたが、一転…!?鬼才ヒラマツ・ミツルが放つ「新選組」堂々始動!!”
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沖田総司を中心に新撰組を描いた作品。御前試合にて12歳の主人公、沖田惣次郎は剣術指南番の剣豪、村上に勝利し、名を挙げる。一方村上は切腹を余儀なくされ、介錯役に惣次郎を選ぶのだったーーー。
褒美の刀につられて12歳にして介錯役を引き受けるなど、天才沖田総司の狂気が感じられる作品。刀に愛された男の生涯が生々しくもコミカルに描かれている。
どうでもいいが新撰組のあの青い羽織って浅葱色っていろなんだ・・・。
無限の住人
凜・逸刀流・公儀それぞれの思いが交錯するネオ時代劇アクション!
あらすじ
“父を殺し、母を攫(さら)った剣客集団『逸刀流(いっとうりゅう)』に復讐を誓う少女・浅野 凜(あさのりん)は、「百人斬り」の異名を持ち、己の身体に血仙蟲(けっせんちゅう)という虫を寄生させることで不死の肉体を持った剣士・万次(まんじ)を用心棒として雇い、逸刀流の統主である宿敵・天津影久(あのつかげひさ)を追う旅を始める――。”
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とにもかくにも絵が美しい。それだけで読む価値がある。勿論内容もそれぞれの思惑が絡まりあって面白くなっている。
さらに、もはや剣術と呼べるかさえ謎の不死身の剣士、万次のチート戦闘も泥臭くてかっこいい。
敵である逸刀流、公儀の面々も魅力的なキャラクターが揃っており、それぞれに感情移入することが出来る。
読み応え抜群のおすすめ漫画です。
信長協奏曲
信長は病弱だった!?タイムスリップして信長の替え玉となる主人公の物語
あらすじ
“勉強嫌いで日本の歴史に何の興味もない高校一年生・サブローはある日突然、戦国時代にタイムスリップしてしまう。そこで出会った本物の織田信長は病弱で顔はサブローにそっくりだった!その信長に「体の弱い自分に代わって織田信長として生きてくれ」と頼まれてしまい…!?織田信長を衝撃の新解釈で描く戦国青春記、第1巻!!!”
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非常にゆる~い感じで信長として生きていく事になった主人公、サブローが、非常にゆる~い感じで大大名、織田信長に成ってゆく物語。
サブローがやる事を家臣や敵が上手い具合に勘違いするために、実はとてつもない大物のように勘違いされ、結果として成功していく。
ドリフターズ
信長もヒトラーもハンニバルも!歴史人物オールスター感謝祭!
あらすじ
“A.D.1600天下分け目の関ヶ原・・・敵陣突破の撤退戦”島津の退き口””捨てがまり”で敵将の首を狙うは島津豊久!生死の狭間で開いた異世界への扉・・・”
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主人公・島津豊久が関ヶ原撤退中に霧に包まれ迷い込んだのは、エルフやドワーフの住むこの世では無い世界。そこで織田信長や那須与一と出会う。漂流者(ドリフターズ)と呼ばれる彼らは、その世界でも戦いを始めるのだった
主人公の島津豊久といえば、「捨肝」や、「釣り野伏せ」で有名な島津家きっての武将キラーですね!
日本の歴史的人物や、世界の歴史的人物がそれぞれの勢力で戦争を繰り広げる夢のクロスオーバー戦争漫画。
これでもかというほど夢を詰め込んだ設定は、歴史好き必見です!
SIDOOH―士道―
真の侍となるべく、士道を貫く!スタイリッシュ侍漫画
あらすじ
“ニッポンが“幕末”と呼ばれる少し前、動乱の世に放たれた二人の兄弟がいた。兄は雪村翔太郎:14歳、弟は雪村源太郎:10歳――たった二人で生きる決意を誓った幼き“侍”に、容赦なく降りかかる時代の混沌、修羅の世界。ROCKする《SAMURAI COMIC》の決定版、ついに始動!”
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二人の兄弟が恩師を殺した宿敵、瑠儀を倒すため、そして真の侍となるために動乱の世を刀一つで切り抜ける。
『スカイハイ』の高橋ツトム先生の作品なので、安心して読み進められます。
幕末の世界に、瑠儀率いる白心教が勢力を増大させ、幕府と薩長と白心教という三竦みがの手に汗握る戦闘が見物です。
JIN―仁―
江戸時代にタイムスリップした外科医、南方仁の活躍を描く
あらすじ
“南方仁は東都大学附属病院に勤める脳外科医である。ある日、彼が頭部裂傷の緊急手術を執刀した患者が、病院を脱走しようとする。患者と揉みあう内に仁はなんと幕末の1862年にタイムスリップしてしまった。電気も消毒薬も抗生物質もない世界で、医師南方仁の戦いが始まる。”
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ドラマ化もされて有名な作品の原作です。
江戸時代で医療器具や設備のない中、コレラや梅毒、様々な病気を現代医学の知識を応用して解決していく様は痛快です。
始めは現代に戻る事を考えていた主人公・南方も、多くの人と出会い、最愛の人を見つける事で江戸の世界で生きてゆく事を決意します。
古めな絵柄に抵抗がある人も、読んでいくうちに惹き込まれて気にならなくなりますよ。
バガボンド
”宮元武蔵”という人物の生き様
あらすじ
“強く生きたい!男の名は武蔵。立身出世を夢見る17歳。武蔵(たけぞう)と又八。立身出世を夢見る17歳。勝つか、負けるか。生きるか、死ぬか。”
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『スラムダンク』の井上雄彦先生が描く侍漫画。その画力から描かれる戦闘シーンは圧倒的の一言。
若武者、武蔵が数多くの強敵と出会い”宮元武蔵”たる人物に成ってゆく様を感じ取れます。
また、又八もこの物語のキーマンとしてしょうもないんだけど憎めないキャラクターとして描かれています。
伊藤一刀斎の迫力はとんでもないです。
へうげもの
数奇の道に生き、天下一の茶人となった戦国武将・古田重然(織部)の生涯
あらすじ
“群雄割拠、下剋上の戦国時代。立身出世を目指しながら、茶の湯と物欲に魂を奪われた男がいた。織田信長(おだのぶなが)の家臣・古田左介(ふるたさすけ)。天才・信長から壮大な世界性を、茶聖・千宗易(せんのそうえき=利休)から深遠な精神性を学び、「へうげもの」への道をひた走る。生か死か。武か数奇か。それが問題だ!!”
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数奇とは、風流の道(特に茶の湯)のこと。数奇に魅せられその生涯を数奇に捧げた戦国武将・古田織部の一生をコミカルに描きます。
あまり知られていませんが、古田織部は千利休亡き後の茶の湯の世界で天下一となった戦国武将です。利休に弟子入りし、様々な数奇を学び、失敗し、自分だけの数奇というものを作り上げます。
利休が完成された侘び、いわゆる「静の美」であるのに対し、織部は、破調な「動の美」を完成させ、これらは「織部好み」と呼ばれ、安土桃山時代に一大流行をもたらしました。
織部は、非常に前衛的な美術精神を持っていたと考えられています。
そんな「へうげもの」古田左介は誰よりも風流で面白い人物だったことでしょう。
ゴールデン・カムイ
アイヌが隠した莫大な埋蔵金を巡り、蝦夷の地で繰り広げられるサバイバル!
あらすじ
“『不死身の杉元』日露戦争での鬼神の如き武功から、そう謳われた兵士は、ある目的の為に大金を欲し、かつてゴールドラッシュに沸いた北海道へ足を踏み入れる。そこにはアイヌが隠した莫大な埋蔵金への手掛かりが!? 立ち塞がる圧倒的な大自然と凶悪な死刑囚。そして、アイヌの少女、エゾ狼との出逢い。『黄金を巡る生存競争』開幕ッ!!!!”
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『不死身の杉本』と恐れられた主人公が、エゾオオカミに守られるアイヌ少女・アシリパと共にアイヌの埋蔵金探しの旅をする物語です。
作中ではアイヌの食事や生活様式が細かく書かれており、特にアイヌの食事シーンはこの漫画の見所の一つです。アシリパ可愛い。
物語が進むにつれ、黄金を巡る大物として、新撰組のあの方も登場します。
信長のシェフ
フレンチ料理人がタイムスリップした先は戦国時代!料理で生を切り開く
あらすじ
“現代の料理人・ケン。彼が目を覚ますとそこは戦国時代だった。京で評判の料理の噂を聞きつけた信長は、強引にケンを自分の料理人にするが…!?戦と料理が織りなす前代未聞の戦国グルメ絵巻!コラム&レシピ「戦国めし」も必見!”
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タイムスリップにより記憶を失っているフレンチ料理人・ケンが料理一つで苦難を乗り越えていく。
設定的には、料理人版・JINといった感じ。織田信長に召抱えられ、『食』をもって戦を制していきます。
ピースメーカー鐵
ファン待望の第二部!新撰組隊士・鉄之助を中心に動乱の時代を描く
あらすじ
“池田屋事件から三ヶ月、鉄之助は奇妙な男が異国の歌を歌っていたのに気づき追いかけていく。その男の正体こそ…!?第1巻。”
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『新撰組異聞PEACE MAKER』の第二部になります。
実在の隊士、市村鉄之助を主人公に、新撰組の戦いを描いた作品。
少年漫画風に、ラノベ風(?)にアレンジされた新撰組漫画といった感じで、ギャグもそこそこに、激動の時代を切なく、ダークに描いています。
史実と異なるところはかなり有りますが大まかな時代の流れは史実どおりですね。
センゴク
リアルな戦国合戦がここに!仙石秀久の立身出世物語
あらすじ
“時は戦国時代。美濃(みの)・斉藤家の家臣、仙石権兵衛秀久(せんごくごんべえひでひさ)=センゴクは、落城寸前の稲葉山城にいた。敵は覇王・織田上総介信長(おだかずさのすけのぶなが)!! 強大な敵に茫然自失となるが、幼なじみ・侍女のお蝶とのある約束を守るために、織田軍団に囲まれた城から決死の脱出を試みるセンゴク。果たして生き残れることはできるのか!?”
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戦国漫画の定番といえばコレでしょう。猪武者でダンゴ鼻だけどどこか憎めない男・仙石秀久が武将として成長していく様を描いています。
当時の合戦や政治の考察がリアルに描かれており、長篠の戦いの解釈は、一説として面白いものだなと感じました。
第二部に天正記 センゴク天正記
第三部に一統記 センゴク一統記
が有ります。おすすめですよ。
最後に
以上です。いかがでしたか?
歴史漫画は勉強にもなりますし面白いですよ!
ファンタジー・外国史系の歴史漫画もまとめてみたよ!
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TOP画像&アイキャッチ画像出典:小学館コミックス