ダイエットや便秘解消に効果的と言われている難消化性デキストリン。
身近なところだとメッツコーラなどのトクホ飲料に含まれていることが多いですね。
実際に効果はあるんでしょうか?
どういう理由でダイエットに適しているのでしょうか?
「飲むだけで痩せるなんてそんな魔法みたいなダイエット食品が存在するわけないだろ・・・」
というスタンスの私ですが、価格もお手頃だったので人柱になってみました。
今回は難消化性デキストリンの詳しい効能と、6ヶ月間飲んでみた感想などをお伝えしたいと思います。
難消化性デキストリンとは?
ざっくり説明していきます。
まず、デキストリンとはデンプンを分解して得られる低分子量の炭水化物の総称です。
そしてデキストリンの中でも、人の消化酵素によって消化されないものを、難消化性デキストリンと呼びます。
難消化性デキストリンは自然界では熟した果物などに含まれる水溶性食物繊維の一種で、とうもろこしを原料として大量生産されています。
身近な食品だとトクホ表示のお茶やコーラなどに含まれている事が多いです。
効果が国に証明されている
難消化性デキストリンはトクホ(特定保険用食品)にその効果を認定されていますし、FDA(アメリカ食品医薬品局)でも「1日の摂取量上限を定める必要がないほど安全な食品」として承認されています。
ここでトクホ(特定保健用食品)の説明をしておきますが、トクホとは、
『健康の維持増進に役立つことが科学的根拠に基づいて認められ、その効果を表示することが許可されている食品』
の事を指します。
トクホに認証されるためには、その有効性や安全性について国の厳しい審査を受ける必要があります。
つまり、国に認められているんですね。
そんじょそこらの怪しいダイエット食品とはワケが違うという事です。
効果・効能
難消化性デキストリンには以下の効能が確認されています。
- 食後血糖値上昇抑制(糖の吸収を遅くする)
血糖値の急上昇は太る原因の一つなので、ダイエットに効果的 - 食後中性脂肪上昇抑制作用
脂肪の吸収を抑えることでダイエットに効果的 - コレステロール上昇抑止
コレステロールの上昇を抑えることでダイエットに効果的 - 整腸作用(排便促進)
便の量を増やして柔らかくし、便秘に効果的です。 - ミネラル吸収促進作用
ダイエットで疎かにしがちなミネラルの吸収を促進!(こじつけ感)
これらの効果は実際に臨床試験などで確認されています。詳しくはコチラ
劇的な効果を保証するものではありませんが、科学的根拠の上に効果は検証されています。
ダイエットや便秘に悩んでいる方は難消化性デキストリンを摂取してみましょう。
みんなの声
amazonのレビューだと痩せたという声もあれば、全く痩せないという声もあります。
高評価 約70%
- 痩せた
- 太りにくくなった
- 便秘が治った
低評価 約10〜15%
- 全く痩せない
- 逆に便秘になった
個人差はあるようですが、効果を正しく理解せずに使用すると、「痩せると思ってたのにガッカリ・・・」という結果になる気がします。
何度も言いますが飲むだけで激ヤセする魔法の粉ではありませんし、個人差もあります。逆に便秘になったという方も一定数いるようですから、体質によっては合わない場合もあるのでしょう。
難消化性デキストリンを6ヶ月間飲んでみた
さて、実際に難消化性デキストリンを飲み続けた感想を書いていこうと思います。
検証だったので、難消化性デキストリンを摂取する以外は、それまでの生活と全く同じで運動などもいつも通りです。
難消化性デキストリンはamazonで買いましたが、大体500g包装だと約1000円、2kg包装だと約3000円と、大量買いしたほうがかなり割安になります。
ダイエット食品にしては安いですし500gじゃ効果出る前になくなりそうなので私はいきなり2kg買いましたが、まずは様子見で500gで良いと思います。
各社の難消化性デキストリンを一通り買いましたが、成分や味は全く同じでも粒のサイズなど違いがあり、溶けやすさなどが違います。しいて言えば完全な粉末タイプより顆粒タイプの方が溶けやすく使いやすかったです。
完全な粉末タイプはちょっとした風で吹き飛んで汚れやすいんですよね。顆粒タイプが正義です。
フランス産が安くて多いですが不安なら国産もあるので安心です。
食べ物・飲み物なんにでも混ぜたったwww
一日の摂取量目安は大体10〜20gとの事ですが、特に制限もないようなのでガンガン使いました。
一日50gくらい使うときもザラにありました。
味噌汁に混ぜたり、ご飯にかけたり、パスタにかけたりなんでもござれです。
毎回袋から匙で取り出すのは面倒なので100均のドレッシング容器などに詰め替えておくと使いやすいです。
基本的には非常に弱い甘みのある無味無臭の粉なので液体に混ぜれば気になりません。
食べ物にかける場合、例えば熱々のご飯にかけて軽く混ぜると溶けます。あれはご飯の水分で溶けているのか熱で溶けているのかよくわかりませんがそうなれば気になりません。
私の場合溶けてなくてもジャリジャリ食ってました。
外食の時も出来るなら100均の容器に難消化性デキストリンを携帯して食事にふりかけていました。
友人と外食する場合はおもむろにバッグから出しながら、「実はこれすごい痩せるんだって〜」などといいながら食事にふりかける事で、謎の白い粉を痩せる薬と称して使うヤバい奴と思われること請け合いです。
相手にも積極的にすすめるとなおヤバさが増して良いでしょう。(友人関係を切られる前にネタバレしましょう。)
結果1 ウ○コはスルスル出るよ!
一番効果を感じたのはやはり便通が良くなったことです。
もともと便秘気味でもありませんから、快便を通り越して軟便気味でしたが、本当にお通じは良くなりました。
amazonのレビューでもお通じが良くなったという声は多かったですし、これに関しては疑う余地はありませんね。
便秘に食物繊維が効果的なのは紛れもない事実なので、便秘に困っている方には難消化性デキストリンは救世主足りうるでしょう。
もう一つ付け加えるなら、難消化性デキストリンは水溶性食物繊維なので、不溶性食物繊維も併せて摂取すると最強だと思います。
不溶性食物繊維として代表的なものは、豆類やきのこ類、小麦ふすまやごぼうなどです。これらも意識的に摂取すれば便秘対策は完璧でしょう。
結果2 劇的に痩せたりはしなかった
ダイエットに関してですが、個人差はあれどダイエット効果はあると考えています。
半年間飲み続けて体重の変化は特にありませんでした。横ばいです。
ここで大事なのは、私がダイエットを始めたきっかけが段々と増えていく体重をどうにかしたかったという点です。
半年間は体重の減少こそありませんでしたが、増加もありませんでした。
食生活は全く変えていないので、難消化性デキストリンを摂取していなければ体重増加していたはずです。
糖分・脂肪分の吸収を抑える難消化性デキストリンの効果は、しっかりあったんじゃないかなと思います。
ちなみに、6ヶ月経過後「あれ?これだけで痩せるのは無理じゃね?」と思い、難消化性デキストリンを摂取しつつ運動を始めたら痩せました。やはり運動は偉大です。
結論 これからも続けます!
結論として、私は現在も難消化性デキストリン生活を続けています。
特に自宅での食事の際は意識的に飲む・使うようにしています。
大幅なダイエット効果こそありませんでしたが、毎日の食事に加えるだけで苦痛もなく体重の増加を防いでくれたのはやはり魅力的でした。
運動やその他ダイエットと組み合わせることによって効果も高まると思います。何より嬉しいのが、価格の安さです。ダイエットにはカネがかかりますからね。
難消化性デキストリンを5g加えただけのトクホ飲料を買うより圧倒的に安上がりです。
皆さんも難消化性デキストリン生活を始めてみましょう!