餃子の羽根も今では家庭で手軽に作れるようになりましたね!
”餃子 羽根” で検索すると沢山の羽根のレシピが出てきます。小麦粉と水、片栗粉と水、小麦粉と片栗粉と水・・・。
どのレシピが一番うまいんだ!?
ということで、美味しい羽根のレシピをそれぞれ比較してみました。
美味しい餃子の羽根とは
餃子の羽根ーーー。
それは限られた者だけに許された匠の業
中国四千年が生んだ芸術
儚く舞い散る金色の翼
そんな餃子の羽根も今では手軽に作れるものになりました。
基本的には小麦粉・片栗粉・水・ごま油
ネット上には沢山のレシピが存在するんですが、基本的に用いる材料は
- 小麦粉
- 片栗粉
- 水
- 油脂(ごま油)
のようですね。
これらの材料のうち、小麦粉は使わないだとか、片栗粉は使わないだとかあるみたいです。
それでは、それぞれの材料に詳しく注目していきましょう。
小麦粉
小麦粉は、片栗粉より焦げやすく、パリッと感が持続します。片栗粉を使用せず小麦粉だけで羽根を作った場合、パリパリサクサクとした羽根が出来ます。
片栗粉
片栗粉は、油で揚げるとサクっとジューシーに仕上がりますが、時間が経つと水気が出てへなっとしてしまいます。片栗粉だけで羽根を作った場合、歯ごたえのある羽根になりますが、分量を間違うともちのようになってしまうので注意です。
油脂
さくっとした食感の演出に欠かせないのがコレです。特に片栗粉で羽根を作る場合、油がなくてはさくっとした羽根にするのは難しいかもしれません。
比較してみた
では、小麦粉だけの羽根と片栗粉だけの羽根、両方用いた羽根ではどう違うのでしょうか。
実際に作って比較してみました。
実験条件
今回は3種類の羽根の作り方で行う。
A. 小麦粉10gだけを用いて羽根を作る
B. 片栗粉10gだけを用いて羽根を作る
C. 小麦粉、片栗粉5gずつを用いて羽根を作る
A.B.Cそれぞれ手順は同じとし、同量の水、油を使用する。
手順1 粉を油5gと混ぜ、水50gをすこしずつ加える
このとき、みずを一気に加えてしまうと、溶かしにくいので、少量ずつ加えながら混ぜる事で、しっかりと溶かす事ができる。
コレが羽根の素になる。
手順2 混ぜた液体をフライパンに流し込み、そこに餃子を並べる
フライパンに油は引かず、冷たいままでよい。羽の素の中に油が含まれているので、これで十分である。
手順3 フタをして強火で4分、その後フタを開けて弱火にし水気を飛ばして完成
餃子を並べたら蓋をして4分ほど強火にかける。その後フタを開け弱火にし水気を完全に飛ばし、程よい色になれば完成。
結果
A. 小麦粉のみの羽根
小麦粉のみの羽根はこちら
非常に薄く、サクサクとした羽根で、バリバリとした硬い食感はありません。
餃子そのものを邪魔しない程度の食感ですね。個人的にはもう少しざくざく感が欲しいです。
非常にもろい羽根ですので散らかります。
B. 小麦粉と片栗粉半々の羽根
小麦粉片栗粉ハーフハーフがこちら
Aの小麦粉のみに比べてしっかりとした羽根になり、サクサク感、ざくざく感、どちらも楽しめます。
まさにハイブリッドといった感じで、僕はコレが一番好みでした。
C. 片栗粉のみの羽根
片栗粉のみがこちら
食感はざくざく感がすごいです。また、片栗粉は乳化作用がないため、水と混ぜても分離してしまいますね。
また、小麦粉に比べると焼き色が付きにくいように感じました。
まとめ
以上のことから、今回の方法では、水と油を乳化させるためにも、また、程よい焼き色をつけるためにも、小麦粉を少しだけでも加えた方がよさそうです。
片栗と小麦の配合の比率に関しては
- 片栗粉が増えるほどバリバリザクザクになる
- 小麦粉が増えるほどパリパリサクサクになる
という点を踏まえてお好みの配合にすればよいと思います。
まとめ
餃子の羽根について皆さんの疑問が解決できたなら幸いです。
お好きな配合で餃子の羽根を作ってくださいね!
トップ画像&アイキャッチ画像:photo by Yusuke Kawasaki