最近はアウトドアでもスマホをはじめいろんな電化製品を使用する機会が増えましたね。
モバイルバッテリーも低価格大容量になり皆さん一つは持っているかと思います。
しかしモバイルバッテリーといえどあくまで有限…。
容量がなくなればそれまで…。
しかし!
もしも無限のエネルギーを生み出せるとしたら?
インフィニティストーンが実在するとしたら?
インフィニティストーン(MARVEL作品)
宇宙誕生以前に存在した6つの特異点が、大爆発によって宇宙が生まれた時に残骸となり、6つのエネルギーの結晶へと姿を変えたもの。インフィニティ・ストーンを意のままに操れるのは、並外れた力を持つ者のみ。6つすべてが揃うと、指をパチンと鳴らすだけで、全宇宙の半分の生命を滅ぼすほどの力を手に入れられるという。
出典:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-iw/infinity-stone.html
というわけで今回は、
令和のインフィニティストーンこと、ソーラーチャージャーのレビューです。
今回レビューする商品はBigblue Tech株式会社様からの商品提供になります。
忖度無しのガチレビューでOKとの事なので、刺し違える覚悟で臨みたいと思います。
ソーラーチャージャーとは?
ソーラーチャージャーとは、太陽光パネルで充電ができる道具です。
太陽光パネルを広げ、USB端子などを繋げばモバイルバッテリーやスマホに充電が可能です。
ソーラーパネルやポータブル電源(リチウムイオンバッテリー)の低価格化によって、登山をはじめとしたアウトドア需要や、災害時の備えとしても人気が高まっています。
BigBlue 28W ソーラーチャージャー
今回レビューするのがBigBlueのソーラーチャージャー。
BigBlueは深センに本社を置く中国の会社で、国内ではAmazonや楽天などで製品の購入が可能です。
いわゆる中華系ガジェット・中華系アウトドア用品を扱っています。
今回提供して貰った商品はこちらのソーラーチャージャーです。
さっそく商品を開封していきます!
基本スペック
- 折り畳みサイズ:28.2×16×3.4cm
- 使用サイズ:28.2×83cm
- 重量:1050g
- 最大出力:ポート毎に5V / 2.4A、合計最大4.0A
- 防水規格:IPX4
スペックで気になるのは出力と防水規格ですかね?
ポート毎の最大出力は5V×2.4A=12Wなので普通のUSB充電器並みの速度です。
PD(Power Delivery)とかQC(Quick Charge)対応の充電器には流石に劣ります。
とはいえ、仮に晴天時に最大出力の12Wで使用できるなら、スマホなら1時間もあれば8割程度は充電できるのではないでしょうか?
実際には変換効率や雲などでそこまでの出力は出ないとは思いますが、快晴時に2Aくらいが出れば御の字でしょう。
防水性能はIPX4だけど…
防水規格はIPX4。防水・防塵性能を示すIP表示については以下の記事が分かりやすいと思います。
IPX4はどれくらいの防水性能なのかというと、『いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない』程度です。
雨の降り始めで濡れてしまった程度なら問題ないというレベルですね。雨の中放置するようなものではありません。
パネル部分はPETポリマーでラミネート加工されており、USBポートにはゴムカバーがあるのでなるほど防水性能は高そうです。
しかし、充電中はUSBポートがむき出しになると思われるので使用時の防水性能は無いものと考えた方がいいと思います。
使用時にしか広げないのにその時には防水性能は無いというのはなんとも本末転倒感がありますが、まぁそこらへんはUSBポートを何かで覆うなどユーザーの工夫で水滴から守ればよいと思います。
USB接続口を濡れないような設計にすると使い勝手や収納性を犠牲にすることになるのかもしれませんね。
雨天で使用するものでもないですし、晴天から突然の豪雨みたいなことが起きない限りは大丈夫でしょう。
オートリセット機能や電流計も嬉しい
amazonや楽天のレビュー、SNS等を見ると『オートリセット』機能がありがたいとの声が多かったです。
ソーラーチャージャーによってはこの機能が無いものも有るのでありがたいですね。
また、電流計が付いているタイプのソーラーチャージャーはあまり無いのでそこもポイントです。
発電しているかどうかが直感的に分かるのは楽しいですよね。
早速使用してみた
天気のいい日を選んで充電テストをしてみました。
3月8日。気温10℃(最高気温15℃)の条件下、9:20~13:20の4時間で測定しました。
使用したモバイルバッテリーはこちら
以下に表にしています。
時間 | 充電量 (max:10400mAh) | 発電力 (平置き) | 発電力 (※角度調節) | 気温(℃) |
---|---|---|---|---|
9:20 | 0% | 1.0A | 1.7A | 10 |
10:20 | 14% | 1.8A | 2.1A | 10 |
11:20 | 28% | 1.8A | 2.1A | 12 |
12:20 | 45% | 1.9A | 2.1A | 13 |
13:20 | 68% | 1.9A | 2.1A | 15 |
※ソーラーチャージャーは基本は平置きで発電しましたが、日光との角度を調節することで最大どれくらいの出力が出るのかも検証しました。
結果として、9:20~13:20までの4時間で約70%(約7000mAh)を充電できました。
最も発電量が多かった12:20~13:20の1時間だと23%(約2300mAh)が充電できています。スマホの充電容量が3000~3500mAhなので70~80%程度を充電できる計算になります。
ソーラー充電ってパワーがないイメージだったけ
ど過去の話だったんだね。
こんなに充電できるとは…!
天候(雲の有無)や気温次第ではさらに充電速度は早まりそうです。
加えて、ソーラーチャージャーとスマホを直接繋ぎ、充電速度測定アプリで速度を計測しました。↓
ちなみに、家にあったUSB充電器を試してみましたが、5V/2.4Aの充電器で1100mAだったので普通のUSB充電器と同等かそれ以上の速度で充電できることが確認できました。(QCやPDには劣る)
総評
今回bigblueのソーラーチャージャーを使用してみて感じたことなどのまとめです。
私はソーラー充電は使いにくいというイメージを持っていたのですが、思った以上に進化していて驚きました。(今更?)
災害時に役立つのはガチ
これ一つあるだけで災害時など電気が使えない状況での安心感が段違いだと思います。ソーラー充電は出力に期待できないイメージがありましたが過去の話ですね。
12W充電器と同じ速度で充電できるのは非常時には神に感謝するはずです。
ソーラーチャージャーは一家に一台持っておいて良い商品だと思いました。
QCやPDを導入してほしい
このソーラーチャージャーの充電ポートは片側12W(5V/2.4A)×2個なので、Max28Wの出力を活かすためにはUSBポートを両方使った状態にする必要があります。
しかし両方繋いでいる状態って少ないので(非常時は別)、QCに対応させたり、片側をtypeCポートにしてPD18Wに対応させるなどしてくれるとより使い勝手が良いかな、と思いました。
以上、BigBluenの28Wソーラーチャージャーのレビューでした!
28Wソーラーチャージャー以外にも、様々なサイズを取り扱っているので気になる方はチェックしてみてくださいね!
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