子供が8ヵ月を過ぎセカンドベビーカー、いわゆるB型ベビーカーを検討し始めました。
いままで使っていたA型ベビーカーは大きくて軽自動車に乗せるのが大変だったので、コンパクトになるものを探していました。
最終的に、Goodbabyのポキットプラス オールテレインを購入したのでレビューしたいと思います。
また、『CYBEX リベル』と『Aprica ナノスマートプラス』もコンパクトベビーカー選びでの候補になるかと思ったので、それらとの比較も行いたいと思います。
GB(GoodBaby)ってどこのブランド?
馴染みのないブランドのベビーカーって不安な気もする・・・。
GBがどんなブランドか調べてみたよ!
ポキットプラスオールテレインはGB(GoodBaby)という中国のベビー用品メーカーの製品です。
グッドベイビー?なんだそりゃ?って感じですが、GBはセレブやお洒落ママにも人気のCYBEXを傘下に持つベビー用品企業です。
もともとは自社ブランドを持たないOEMメーカーでしたが、アメリカやヨーロッパで最大規模のサプライヤーに成長し、遂にはOEM先であったCYBEXやEvenfloを買収してしまいました。
現在では多数の自社ブランドも展開する企業に成長しています。
CYBEXの親会社という事もありブランド表記にCYBEXが入っているのをよく見かけますが(↑商品リンクみたいな)、GB自体は別ブランドです。
GBの商品なのにブランド表記が【CYBEX】だったりするから混乱しがちなんだよね。
ユニクロとGUぐらいには違うからね。
海外ブランドといっても日本法人も存在するので保証などもしっかりしています。
GBは安心して購入できるブランドです。
ポキットプラス オールテレインのレビュー
今回、ポキットプラスオールテレインはベビーザらス楽天市場店で購入しました!
定価28000円がなんとセールで約17000円になっていたので、コレは!と思い購入。
ラグーナブルーというカラーはベビーザらス限定カラーみたいです。
さっそく開封していきます。
ポキットプラスの特徴はなんといってもその収納性。
正直画像だけで説明するよりも、動画を見てもらった方が開閉については分かりやすいと思うので、動画を貼っておきます。
2ヵ月使ってみた感想
実際に2ヵ月使用してみて感じた良い点・悪い点をまとめました。
ポキットプラスは軽量コンパクトに重きを置いたベビーカーなので、どうしても悪い点が目立つかもしれません。
しかし、それを差し引いてもコンパクトというのは大きなメリットだと思います。
A型に比べるとコンパクトなので車への出し入れがラクで、軽自動車やコンパクトカーのレッグスペースにも乗るので救世主となるサイズです。
玄関に置いて邪魔にならない点もありがたいですね。
走行性能は思っていたより全然良い
これに関してはあまり期待していなかっただけに、想像より全然良かったです。
ただし、どうしても関節が多いので剛性は低く、横揺れがあります。A型ベビーカーに比べると華奢な印象を受けました。
ウルトラコンパクトフォールドは普段はあまり使わない
ポキットプラスオールテレインはコンパクトフォールドと、ウルトラコンパクトフォールドという2種類の折り畳み形状が存在します。
折り畳み形状はウルトラコンパクトフォールド(以下UCF)のイメージが強いですが、私の場合、普段使いはコンパクトフォールドが多いです。
何故かというと、UCFは開閉時に後輪を手動で折りたたむ/開く必要があり、工程が増え手間がかかります。
機内持ち込みなど、本当に小さくする必要があるとき以外は基本使わなくてよいと思います。
コンパクトフォールドでも十分小さいので困ってはいません。
畳む時に前輪をロックするのが地味にめんどい
オールテレインは畳むとき、前輪と後輪をそれぞれロックする必要があります。
前輪のロックは後輪のロックと違い、前輪のキャスターをロックする機能です。
前輪のキャスターをロックすることで、曲がりにくくはなるけど、悪路走行性が安定するらしい。(実感として多少はわかる)
後輪のロックは足で切り替え可能ですが、前輪のロックは足でするのは難しいのでしゃがんで手で行います。
これが地味に面倒です。
ちなみに、妻は畳むときの前輪ロックが面倒なのか、ロックせずに畳んでいます。うまく前輪が回転しなければロックしなくても畳むことは可能ですが、推奨はしません。
ガタガタ道はストレスかも
サスペンションが無くタイヤも小さいので、がたつきがダイレクトに来ます。
整った歩道やショッピングモール内などならスイスイ進むので全く気になりませんが、古いアスファルトだと想像以上にがたつきます。
構造上そのガタつきが赤ちゃんに影響するとは思いませんが、ガタガタうるさいのと持ち手の振動がストレスです。(赤ちゃんはむしろガタガタのほうが寝たりする)
ポキットプラスの最大の弱点と言ってもいいかもしれません。
A型ベビーカーでサスペンションに慣れてた人は間違いなく驚くと思う
それくらい道路だとガタガタする。
ガタガタ道での走行感は店舗で試乗しても気づきにくい部分なので、気になる方は注意しましょう。
片手で畳めない
これは最初から分かっていたことですが、片手で折りたためないので赤ちゃんを抱っこしたまま畳んだりは出来ません。
我が家の場合、車移動がメインなので子供を抱いて畳むようなシーンはあまり無く、困ったことは今のところありません。
フロントバーが欲しい
フロントバーがあった方が子供が前のめりになった時の持ち手になるので便利です。
GB純正のフロントバーは存在しませんが、aliexpressなどなら非純正品のポキットプラス用フロントバーが購入できます。(1500~2000円位)
国内でも購入可能ですが、同じものが4000円とかするのでおそらく後悔します。
下部の荷物スペースの入り口が狭い
下部の荷物スペースは意外と広くて5㎏まで乗るので結構色々入りそうなんですが、いかんせん入り口が狭いので出し入れしにくいです。
散歩のついでにスーパーに寄って買い物しても、買い物袋が入らなかったみたいなパターンがあります。
ポキットプラスと他ベビーカーとの比較
ポキットプラスオールテレインの購入を検討する上で、似たような価格帯のコンパクトタイプのベビーカーがいくつかあるので比較してみましょう。
候補として挙がるのは、CYBEXのリベル、apricaのナノスマートプラスあたりだと思います。
YOYOなどは価格帯が違い過ぎるので今回は外しました。
それぞれの基本スペックなどをまとめたので見ていきましょう。
ポキットプラス オールテレイン | CYBEX リベル | Aprica ナノスマート+ | |
サイズ(展開) | W48.5×D71×H102(cm) | W52×D75.5×H104(cm) | W49.7×D81.7×H110(cm) |
サイズ(収納) | W35.5×D21×H55(cm) ※W35.5×D21×H42(cm) (※ウルトラコンパクト時) | W32×D20×H48(cm) | W49.7×D30×H53(cm) |
座面高さ | 46cm | 42cm | 54cm |
重量 | 5.6kg | 5.9kg | 5.6kg |
上限体重 | 17kg (ブルーのみ22㎏) | 22kg | 15kg |
対象年齢 | 生後6ヵ月~4歳頃 | 生後6ヵ月~4歳頃 | 生後1ヵ月~3歳頃 |
サンシェード | あり | あり | あり |
リクライニング | 115°~145° | 110°~130° | 112°~156° |
タイヤ | ダブル | シングル | シングル |
サスペンション | 無し | あり(前輪のみ) | あり |
収納時の自立 | 〇 | 〇 | 〇 |
トラベルシステム | 〇 | 〇 | ×(もともとA型) |
丸洗い (シート洗濯) | 〇 | 〇 | × |
発売時期 | 2019年7月 | 2020年11月 | 2018年5月 |
定価(税込み) | 27500円 | 25300円 | 38500円 |
最安相場 (執筆時点) | 22000円 (+ポイント還元多め) | 23000円 (+ポイント還元多め) | 17000円 |
CYBEX(サイベックス) リベルとの比較
ポキットプラスオールテレインと性能的に最も近いのがCYBEXのリベルです。
実は海外では、【ポキットプラスオールシティ】というオールテレインの後継モデルがあるのですが、リベルはオールシティとほぼ同じ形状なので日本向けにマイナーチェンジしたモノだと思われます。
オールテレインの進化版がオールシティ
そして、『オールシティ≒CYBEXリベル』って事だね
スペック的な違いとしては、以下になります。
- 前輪にサスペンション搭載&シングルタイヤで走行性能UP!
- 重量は微増
- 座面は4cm低くなった
- 上限体重が22㎏に増加
- リクライニングの可変角度が30°→20°に(最大・最小角度も変化)
- ウルトラコンパクトモードは無し(自転車カゴ、機内持ち込みなどは可能)
サスペンションを前輪に搭載、またタイヤもシングルタイヤになったことで走行性が向上し、オールテレインの最大の弱点であったガタつき問題を多少改善しているようです。
折り畳み形状も1種類になり、ウルトラコンパクトにせずとも自転車カゴや機内持ち込みが可能です。
また、購入者レビューを見ると、
- 折りたたみ→展開もリベルの方が簡単
- フレームの軋みもリベルの方が少ない
- 荷物スペースも入り口が広くなり使いやすい
という声もあり、全体的にオールテレインの進化版なのは間違いないです。
なんらかのこだわりやセールなどで大きく価格差が無い限りはリベルを選んだ方が良いと思います。
ちなみに、リベルとポキットプラスの開閉の違いは動画を見れば分かると思います。
オールテレインは開くときにフンッ‼と勢いをつける必要があります。(説明下手)
それに対してリベルは、開くときは勢いはほとんど必要ないのが分かると思います。
自分が買ったときはポキットプラスオールテレインがベビーザらスでセール価格の17000円+ポイント還元で実質15000円位だったよ。
リベルの情報もまだ少なかったし価格も1万円違ったからオールテレインにしたけど、価格差が無いならリベルを選んだと思う!
リベルの人気が上昇しているので、今後はポキットプラスオールテレインの価格は低下していくと思います。価格差を見ながら検討してください。
執筆時点ではリベルはAmazonより楽天の方が安い傾向にあり、ポイント還元率が高い楽天を利用するのがおススメです。(時期にもよると思うので要チェック)
Aprica ナノスマートプラスとの比較
ナノスマートプラスもまた、コンパクトベビーカー選びで候補に挙がると思います。
ナノスマートプラスはオールテレインに比べると、
- 収納サイズがひと回り大きめ【W49.7×D30×H53(cm)】
- 丸洗い不可
といったデメリットがありますが、
- 生後1か月から3歳頃まで使える(A型ベビーカー)
- 慣れれば折り畳み、展開が片手で可能
- サスペンションあり(4輪すべて)
などメリットもかなり多いです。
そして何よりも、現在価格が大幅に下がっているという点が魅力です。
A型ベビーカー&このスペックを考慮するとかなりお得だと思います。
理由は分かりませんが(売れなかった?)、、価格.comの価格推移グラフ(↓)を見る限り2021年2月頃から価格が約17000円まで下がっています。(カラーによって異なります)
A型ベビーカーは価格が高い傾向にあるからナノスマートプラスはかなりお得だと思う。
コンパクトなA型ベビーカーを探している人はぜひ検討してみてください。
折り畳み形状は↓の動画を確認できます。
まとめ
今回はポキットプラスオールテレインのレビュー記事を書くつもりだったんですが、CYBEXのリベルやナノスマートプラスといった魅力的なコンパクトベビーカーを発見してしまったので、方針転換して比較記事にしてみました。(ぶっちゃけ)
リベルのスペックや口コミ・動画などを見る限り、オールテレインの上位互換なのは否めないです。
また、ナノスマートプラスもA型&走行性能を重視する人にはおススメです。
今回は以上です!参考になれば幸いです!
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