アウトドアで活躍するツーバーナーですが、コールマンやユニフレーム、SOTOなどいろんな種類がありますね。
ツーバーナー選びは何を基準にすればいいのでしょうか?
今回はツーバーナーの選び方と、おすすめのツーバーナーを紹介したいと思います!
ツーバーナーの選び方
キャンプでのキッチンスペースとして活躍するツーバーナー。
色んな種類があって、どれを買ったらいいのかわからないという方は多いと思います。
まずは、ツーバーナーの選び方について説明します。
ツーバーナーの種類
ツーバーナーは使用する燃料の違いで、ガソリン式とガス式に大別することが出来、ガス式は更に、OD缶型とCB缶型に分類できます。
・ガソリン式
ガソリン式は、燃料にホワイトガソリンを用いるタイプのツーバーナーです。ホワイトガソリンはガソリンスタンドのガソリンとは別物なので、ホームセンターやネットで購入しましょう。
特徴として以下の点が挙げられます。
- ランニングコストが安く、空き缶などのゴミが出ない
- 火力が安定しており、寒冷地でも使用可能
- ポンピングや使用後のガソリン抜き取りなど、手入れが必要
ガソリン式のバーナーは、使用する際に『ポンピング』という作業が必要です。ポンピングとは、燃料を空気で送り出すための加圧作業です。ポンプが押し込めなくなるくらい(100〜150回)が目安です。
また、長期間(1年以上)使用しない場合はタンク内のガソリンを抜き取りましょう。
・ガス式
ガス式は、燃料にガスを用いるタイプのツーバーナーです。アウトドア用ガス缶(OD缶)を用いるタイプと、家庭用ガス缶(いわゆるカセットボンベ=CB缶)を用いるタイプが有ります。
ポンピングなどの面倒な作業がなく、すぐに使用出来るのがメリットです。
特徴として、以下の点が挙げられます。
- 準備が簡単で、すぐ使用できる
- 寒冷地では火力が安定しなかったり、使用できない場合がある
- ランニングコストがガソリンと比べて高く、使用済み空き缶がでる
OD缶タイプはあまりおすすめしない
ツーバーナーはガソリン式、ガス式(OD缶)、ガス式(CB缶)の3種類のうちどれを選ぶべきでしょうか?
それぞれ一長一短なのですが、個人的にあまりおすすめしないのが、OD缶タイプです。
理由として、OD缶タイプは本体価格は安いですが、ランニングコストが最も高いです。圧倒的に高いです。
※左がOD缶、右がCB缶
CB缶タイプは純正以外のカセットボンベがスーパーなどでも安く購入できるのに対して、OD缶タイプは手に入りづらく、また価格も安いものがありません。
OD缶タイプはアウトドア専用燃料として、バーナー以外にもランタンなどに使用されてきましたが、今ではランタンもLEDが主流になりつつありますし、互換性の面での優位もほとんどありません。
逆に、CB缶は家庭用のカセットコンロなどでも使用する事が出来るので、経済的ですね。
寒冷地での使用は以前はOD缶に分がありましたが、現在ではCB缶でも同等の性能を発揮できるものも増えています。
OD缶タイプのアウトドア製品はこれからより少なくなっていくでしょう。
寒冷地使用をしないならCB缶タイプがおすすめ
CB缶タイプのツーバーナーは使い勝手がよく、ランニングコストも安いのでおすすめです。
CB缶タイプの欠点として、寒冷地(氷点下)での使用だと火力が安定しない場合があります。これはガスの沸点を気温が下回っている場合に起こります。
最近ではCB缶タイプでも沸点の低いプロパンなどを用いた燃料があるので、寒冷地では全く使用できないわけではありませんが、寒冷地での使用が多い場合はガソリン式に圧倒的に分があるでしょう。
燃料は基本的に純正以外でも使用可能
よくある疑問の一つにガス缶の互換性がありますが、基本的には規格さえ合っていれば他社のガス缶やガソリンでも使用できます。(OD缶を除く)
CB缶は1998年に規格が統一されたので、1998年以降に製造されたCB缶なら基本的にどれでも互換性があります。
ただし、各メーカーは純正の燃料の使用を推奨しており、他社燃料を使用した場合は、保証の範囲外となる可能性があると明記しています。
これは、実際に故障したり事故の危険性が増すということでは無く、製造物責任法(PL法)と企業の利益の観点からそうなっています。自社燃料使ってくれたほうが儲かりますからね。
また、OD缶に関してだけは、ガスカートリッジ接続部の高さが異なるという情報もありますから、OD缶に関してだけは、純正を使ったほうが無難です。だからOD缶は嫌いなんですけどね。
ホワイトガソリンに関しては、コールマン純正のものが1リットルあたり1000円程なのに対して、他社製は4リットルで2000円程度で購入できます。
これらの他社ホワイトガソリンは、純正と違い、防腐剤が入っていないなどの違いはありますが、使用方法を間違えなければ全く問題ありません。
ちなみに18リットルタイプは1L単価で見ると非常に安いです。この量はかなりのヘビーユーザー向けですが。
ツーバーナー徹底比較
価格、火力、サイズ(小数点四捨五入)、その他特記事項をまとめてます。
自分の利用シーンを想定して、それに見合ったツーバーナーを選んでくださいね。
ガソリンタイプ
ガソリンタイプは現在市場に流通しているものが1種類しかありません。
ランニングコストが圧倒的に安いですから、ガンガン使う方にはおすすめです。
・【Coleman】パワーハウスツーバーナー
使用サイズ:サイズ(cm):(使用時)46✕67✕45(h)(収納時)56×35×16(h)
重量:6.8kg
火力:3650kcal/h+2750kcal/h
現在日本に流通しているガソリン式のツーバーナーで普通に入手できるのは、コールマンのツーバーナーのみです。(多分)
ガソリン式は本体価格が高かったり、ポンピングがあったりといろいろ手間はかかるんですが、頑丈でシンプル故に修理も自分で出来たりと、長年愛用できるアイテムです。
低ランニングコストで火力も安定していますから、寒冷地での使用が多いならおすすめしますよ!
OD缶タイプ
OD缶タイプは先述のようにあまりオススメはしないのですが、本体価格が安いものが多いですし、種類も豊富です。
最終的には好みで選んでOKな訳ですから、気に入ったものがあればどうぞ!
・【coleman】パワーハウス2バーナーストーブ
サイズ(cm):(使用時)64×33×52(h)(収納時)54×33×7(h)
重量:4.2kg
火力:3500kcal/h×2
ツーバーナーの定番です。専用のOD缶を購入しないといけません。そしてこのOD缶が高い。デカイ。ランニングコストも高いと、いいことがありません。
他のコールマン製品も持っていて燃料(OD缶)を統一できるなら良いですがこのバーナーだけにしか使わないなら買うのはお勧めしません。
・【SNOWPEAK】ギガパワーツーバーナー
サイズ(cm):(使用時)56×51×38(h)(収納時)50×36×11(h)
重量:7.0kg
火力:2800kcal/h×2
皆の憧れスノーピークです。専用ガスタイプと液出しガスタイプが有ります。
特徴としては重い、高価とある意味極めてますがこのデザインやブランドが好きな方以外はそこまでメリットを感じにくいかとおもいます。
持ってることに満足できる方向け。
・【captainstag】ガスツーバーナーコンロM-8249
サイズ(cm):(使用時)64×33×49(h)(収納時)53×30×10(h)
重量:4.6kg
火力:3000kcal/h×2
キャプテンスタッグのガスバーナーです。ボディもなかなかかっこいいです。ただ専用燃料でコストがかさむのがネック。
CB缶タイプ
個人的に一番おすすめなカセットボンベタイプです。使い勝手がよく、経済性に優れるというパーフェクツな機能がウリですね。
唯一の欠点である寒冷地での使用も、純正のプレミアムガスを用いることである程度はカバーできます。
・【SOTO】ハイパワー2バーナー ST-525
サイズ(cm):(使用時)61×41×58(h)(収納時)58×36×10(h)
重量:5.1kg
火力:右4200kcal/h, 左4800kcal/h(プレミアムガス使用時)
プレミアムガス使用時は高火力ですが、レギュラーガスなら3200kcal/h, 3500kcal/hで使用できます。また、カセットガスタイプなので、そこらへんのカセットガスでも全然使えて経済的にお得です。
・UNIFLAME ツインバーナー US-1900
サイズ(cm):(使用時)54×32×29(h)(収納時)54×32×11(h)
重量:3.9kg
火力:右3900kcal/h, 左3900kcal/h(プレミアムガス使用時)
イチオシのツーバーナーです。スタイリッシュなアルミボディに経済的なカセットガスタイプ。コンロ部分は清潔で掃除のしやすいステンレスになっています。価格は高いですがランニングコストは安いですよ。レギュラーガス使用時は3000kcal/h×2です。
デメリットとして他に比べるとやや側面の風防が低いかと。
まとめ
自分にあったツーバーナーは見つかりましたか?
経済性や互換性を考えるならカセットガスタイプかガソリン式のものを。
後は見た目とかで選びましょう!