同じようなtシャツでも値段が大きく違う事って良くありますよね。
どうせブランド料でしょ?と思うかもしれませんが、それだけではありません。
高い服にはそれなりの理由があるのです。具体的に何が違うのか。どうやって良い服を見分けるのかを考察します。
高い服=良い服ではない
まず第一に、高い服=良い服と考えているなら、それは間違いです。高い服の中にも、ほとんどがブランド料だったりするようなものが多々あります。
しかし、高い服に安い服よりもいいものが多いのも事実です。
では、その差は具体的に何処に現れるのでしょうか?
服の値段の差はどこに出る?
1. ブランドイメージ
出典:http://www.fashion-press.net/news/9147
ブランド料というのは、ブランドイメージだと思ってください。そのブランドの服を着ているという優越感だったり特別感がブランドイメージです。
ハイブランドに多いのがこれですね。広告やモデルを用いてゴージャスなイメージを作る事に莫大な費用をかけています。
そのため、ハイブランドの服はその費用が上乗せされています。
つまり消費者は、ハイブランドを買う事で付いてくるイメージにお金を払っているという事になります。
こればかりにお金をかけて品質はそこまでよくないブランドがあるのも事実です。
2. デザイン
出典:http://www.fashionsnap.com/collection/glamb/2015ss/gallery/index16.php
これはブランドイメージと似ていますが少し違います。
独自のデザインや優秀なデザイナー・パタンナーを使用すれば、それだけ費用もかかります。
消費者はそのブランドのデザインや感性、独自の世界観に惹かれてお金を出しています。
3. 素材
同じコットン100パーセントTシャツでも、糸の品質、コットンの品質が違うだけで、肌触りが全然違うこともあります。
見た目が同じセーターでも、アクリル100%とウール100%では、値段が全然違います。
高品質な素材を使用している為に値段が高くなってしまうのは仕方の無いことです。そして、高品質な素材は何かが優れているから高価なのです。それは耐久性であったり、着心地であったり、美しさであったり様々です。
4. 造り
つまり裁断や縫製の違いです。良い服はしっかりとした縫製と体型にフィットする裁断で作られています。
分かりやすい例はポケットの柄あわせや、左右対称な作りかどうか、裂け防止のマチが付いていたり、縫い目はしっかりしているかといったところです。
また、立体裁断を用いていたりして、非常にシルエットが綺麗なのも特徴ですね。
良い服というのは、ディテールの造りがしっかりしています。
総合的に判断する
高級な服というのは、以上挙げた4つの点にお金をかけています。
重要なのは、4つのバランスだと思います。
例えば、ヴィトンやバーバリーといったハイブランドはブランドイメージ料もありますがそれだけではありません。
高品質な仕立てに素材、デザインを用いたからこそブランドイメージを獲得したのであって、決してブランドイメージだけのブランドではありませんよね。
それなのにブランド品というだけで、値段が高いのは全部ブランドイメージ代だと思っている人も居ます。
見る人が見れば違いが分かるのに、それが分からない。これは恥ずべき事です。
見抜く力
大事なのは、本質を見抜く力を養う事です。
良い服を良い服だと見抜く力。高い服=良い服ではないということ。かといって、安い服=高い服になっては駄目です。
自分が服のどこに重点を置くのかを考えて、服を選びましょうね。