インフレーターマットってはじめは何を買えばいいのか分かりませんよね。
そこで今回は各メーカーのインフレーターマット(インフレータブルマット)をまとめて比較してみました。
おすすめのものを厳選しているので、参考にしてくださいね。
はじめに
まずは、インフレータブルマット選びで重要な事を知っていきましょう。
インフレータブルマットは銀マットとエアマットのハイブリッド的な立ち位置で、寝心地がよく、収納性も良い反面、撤収の面倒さがネックです。
シュラフマット全般については、以下の別記事をご覧ください。
重要なのは厚みと使用サイズ・収納サイズ
インフレーターマット(インフレータブルマット)で重要なのは厚み・収納サイズ・使用サイズの3点です。
厚み
インフレータブルマットの厚みは2.5cm~10cmと様々で、厚みに応じて寝心地も変化します。
4cmほどから寝返り時のストレスが激減します。
収納サイズ
1人ならまだしも、4人でのキャンプになるとマットはかなりかさばります。椅子と同じで人数分だけ増えますからね。
コンパクト性を重視する方は収納サイズを選ぶ基準にしても良いですね。
使用サイズ
使用サイズは全身が収まる縦幅200〜180cmのものから、頭か足がはみ出る150cmのもの、更に小さい120cmもあります。当然収納サイズに影響します。
意外と快適さに関係するのが横幅で、横幅60cと50cmでは体感でかなりの差が有ります。人間の肩幅は標準で男性45cm、女性40cm、大柄な男性で50cm程になります。
実際に測って想定してみると分かると思います。
R値ってなに?
雪中登山がメインのような本格的な登山ブランドのマットには、R値なるものが書いてあります。
R値とは、熱抵抗値の事で、どれだけ熱が伝わりにくいかという指標です。R値は高ければ高いほど暖かいという事です。
インフレーターマットなどのR値は大体2.0〜5.0くらいまで様々ですが、R値を考慮するのは気温が氷点下(マイナス○℃)レベルになってからで大丈夫だと思うので、基本的に気にしなくて良いです。
ちなみによくホームセンターで見かける銀マットのR値は0.25〜0.5程度だそうです。R値2.0でも十分ですから心配しなくてOKです。
寒がりな方や冬キャンプを考えている方は気持ち大きめを選びましょう。
安価なインフレーターマットについて
インフレーターマットは全体的に高スペック高価格な反面、撤収時の面倒さがネックです。
高価格高スペックが売りなので、安かろう悪かろうならインフレーターマットである必要もないかな、と個人的には思います。
低価格なものはインフレーターマットとしての利点を失っているものが多いですからね。(収納性、快適性など)
インフレーターマット以外にも、マットの種類はあります。
他の種類のマットのほうがしっくり来ることもあるので、安いインフレータブルマットを探しているなら他の種類のマットも探してみてください。
以下の別記事⇩にて解説していますので、参考にして下さい。
おすすめインフレーターマット紹介
さて、それではおすすめのインフレーターマットを紹介していきます!
おすすめマットはマット選びにおいて重要な、『厚み』毎に分類しました!
厚さ2.5cmのインフレーターマット
まずは2.5cmのインフレータブルです。2.5cmはインフレータブルマットの最薄クラスで、基本的に収納性は薄さの分だけ勝りますが、寝心地に関してはそれほどかもしれません。(銀マットよりは全然良い)
撤収のダルさなどを考えるとTHERMAREST等のウレタンマット系の方がイイという方もいるでしょう。
収納性はウレタンマット系に勝るものもあるので、コンパクト性を取るか準備・撤収の手軽さを取るかで決めると良いかと思います。
・mont-bell(モンベル) U.L.コンフォートシステムアルパインパッド
・コールマン コンパクトインフレーターマットL
・ドッペルギャンガー アウトドアインフレータブルマット
・キャプテンスタッグ インフレーティングマット
厚さ3cm~4cmのインフレーターマット
3cmから4cmの厚さのインフレーターマットは、数は少ないですが、2.5cmに比べ確かな快適性を獲得しています。
寝心地と収納性、価格のバランスが最もよいのがこの値段帯かも知れません。
・ISUKA(イスカ) コンフィライトマットレス180
あまり知られていない国産寝袋メーカーISUKAのインフレーターマットです。こちらのマットレスは中国製ですが(笑)
厚さ3.2cm、収納サイズφ15×27cmという快適性と収納性を両立しているマットです。3.2cmは2.5cmに比べわずか0.7cmの違いですが実際に利用すれば違いを実感できます。%にすれば35%増なわけですから。
女性サイズの165cm、コンパクトな120cmもありますよ
イスカ(ISUKA) コンフィライトマットレス 165 グリーン 203702
イスカ(ISUKA) コンフィライトマットレス 120 グリーン 203602
・mont-bell(モンベル) U.L.コンフォートシステムパッド180
U.L.コンフォートシステムパッドの厚さ3.8cm、イエローです。3.8cmは寝返りをしてもストレスのないレベルです。文句のない快適性を獲得した変わりに、収納性がちょっとだけ悪くなりました。
150サイズなので枕を使用する、若しくは足がはみ出てもよいという方におすすめします。
・コールマン キャンパーインフレーターマットW
ファミリーキャンプでおすすめしたいのがコールマンのインフレーターマットWです。
Wサイズなのでシングルサイズを揃えるよりコスパが高く、頭部分はマットの厚みが6㎝と少し高くなっているのがポイント。(+2㎝なので枕は必須)
快適なのは間違いないですが、大きい分撤収がめんどくさいというデメリットもあります。
・THERMAREST(サーマレスト) Trail Lite
使用時/183×51cm×3.8cm
収納時/直径15×28cm
マットレスの大本命THERMARESTのインフレータブルです。厚さ3.8cmに加えてφ15×28cmというコンパクトさで、一般的なインフレーターマットの最高クラスのスペックを持ってます。お値段も最高クラス。
『いっちゃんええやつちょーだい!!』的なお客様には自信を持っておすすめします。予算の心配がないのでしたらTHERMARESTで間違いありません。
厚さ5cm~のインフレーターマット
ここからはとにかく快適の一言。ヘタすると家のベッド並に快適な場合さえあります。
その分収納サイズは大きくなってしまっているので注意ですね。
・コールマン(Coleman) キャンパーインフレーターマット シングルIII
収納サイズは大きめですが、5cmクラスのインフレーターマットの中ではコスパが高いです。
・mont-bell(モンベル) U.L.コンフォートシステムパッド180
出典:モンベルオンラインショップ
使用時/長さ180×幅60×厚さ5cm
収納時/直径10.2×60cm
コンフォートシステムパッドシリーズで最も厚い5cm。カラーはグリーンです。
横幅も60cmとオートキャンプを前提としたゆとりのあるデザインで、非常に快適です。
・THERMAREST(サーマレスト) Trail Pro レギュラー
アウトドアマットレスの最高峰サーマレストの厚さ7.6cmの極厚インフレーターマット。
価格は高いですが、厚みと収納性は最高クラスで、厚さ4cmのTrail Lite もありますが、厚みを取るか収納を取るかで決めれば良いと思います。
厚さ7.6cmでこの収納サイズは驚異的の一言です。
・Coleman(コールマン) キャンパーインフレーターマットハイピークW
厚さ約10cmという超極厚のマットです。もはやベッドと大差ありません。
こちらはファミリーオートキャンプ前提だと思うので、Wサイズをおすすめします。
Wサイズはシングル2個と比べて、価格・収納サイズの面で圧倒的に優れます。
収納は大変かもしれませんが頑張りましょう!
最後に
今回は以上です。いろんなインフレーターマット(インフレータブルマット)があるのはお分かりいただけたでしょうか?
他にもいろいろ有るのですが、今回紹介したものと大きくは変わらないと思います。
自分に適したマットを買ってくださいね!
寝袋に関してもまとめました!↓